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当社について

2023.04.11

ファーストロジック開発部の評価制度について紹介します

エンジニアの評価について疑問を持ったことはありませんか?
例えば、新機能開発に比べてバグ修正や性能向上などの保守・運用の評価が低い、チームでのコミュニケーションスキルが評価されないなど。

エンジニアの評価基準はその業務範囲が増えるほど、複雑化し混沌としがちですよね。

当社のエンジニアが担当する業務範囲も、要件定義から実装まで多岐にわたります。ですが、そんな中でも当社の評価制度は非常にシンプルで、評価される側も含めて全員が納得できるものになっています。

この記事ではそんな当社の評価制度について、開発部所属のエンジニアである私(M.I)の視点から紹介します。

ファーストロジックの評価制度は?

エンジニアの評価について紹介する前に、まずは簡単に当社全体の評価制度について紹介します。

当社では、毎月行われる月次評価と半年ごとに行われる半期評価の2種類の評価があります。
簡単に特徴をまとめると以下の通りです。

ファーストロジックの評価制度

詳しくはこちらの記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください。

どちらの評価にも、評価とセットでフィードバック面談と呼ばれる面談があり、評価の内容や今後について月次評価はチームリーダー、半期評価は各部署の部長と話し合う機会があります。

最近はオンラインでフィードバック面談をすることもあります

エンジニアの評価基準

月次評価の評価基準は、職種によって異なります。

エンジニアの場合、『成果』『難易度』『姿勢』の各ポイントについて、『良い』『標準』『不足』の3段階で評価が行われます。

『成果』は業務の成果です。コードの量だけでなく、開発スピードやバグ発生率、コードの品質など、総合的な評価が行われます。どんなに高い能力を持っていても成果を出さなければ意味がないという考えから、他の二つより比較的、割合が高く設定されています。

『難易度』は業務の難易度です。新しい技術・領域への挑戦や、高度な知識や能力が必要な課題に取り組んだ場合に高く評価されます。成果が出づらいものや特定のスキルが必要なものはこの項目で調整が行われます。

『姿勢』は社内文化に沿った行動ができているかという観点です。責任感を持って行動ができているかなど、会社の定める行動指針に沿った行動ができているかが評価されます。たとえば、当社ではチームワークを非常に重要視しており、個人としての成果や行動だけでなく、チームに対してどのように貢献しているのかをこの項目で評価しています。

例えば、新しいプロジェクトが立ち上がり、その中でエンジニアが新しい技術を導入し、プロジェクトを円滑に進行させた場合、『成果』と『難易度』の評価が高くなります。(最新技術なほど評価が高いというわけではなく、どのような技術でも難しいことにチャレンジすると評価は高くなります)

一方で、個人的な成果は高いものの、チームとの連携がうまくいかず、コミュニケーション不足によるバグや遅延が発生した場合、『姿勢』の評価が低くなることがあります。

日頃からコミュニケーションを大切にしています

開発部長に突撃インタビュー

評価基準は、日頃から各部長によって見直しが行われています。実は上記の開発部の評価制度も、半年前に大きく更新されたものです。
今回はその経緯や意図、日頃の評価について開発部の部長にインタビューをしてみました。

開発部部長のAさん

Q. そもそもなぜ評価制度の見直しを行ったのですか

見直しを行った理由は、評価者を増やすに当たって評価の基準を明確にしたかったからです。以前は評価基準が私の頭の中にしかなかったので、評価者を増やすことが難しい状況でした。

今後、組織が大きくなってくると評価者を増やしていくことになります。評価者によってあまりにも評価に差が出てしまうと、評価を受ける側の納得度が下がってしまいますよね。評価の納得度を高めるためには、評価者全員が同じ基準で評価をすることが大事です。なので今回基準の言語化を行いました。

この評価制度にしてからのよかった点として、どうすれば評価を上げられますかと聞いてくれる人が増えました。もちろん、以前からそういった質問を受けることはありましたが、項目が明確になったことでより話しやすくなったのだと思います。

Q. 評価項目を明確にするにあたって、特に重視した点を教えてください。

シンプルにしたことです。3つの項目全てが各3段階の評価になっています。全員が納得できるような判断基準を設けると、せいぜい3段階かなと思っています。
10段階だと人によってバラバラになってしまうし、5段階でも結構ズレる場合があるかなと思っていて、思い切って3段階とシンプルにしました。

エンジニアは営業職のように定量的な目標が設定しにくいという事情もあったので、ある程度の幅を持たせつつ定性的に評価できるようにもしています。

他には、個人を評価するときに、「◯月◯日までにリリースする」といったような期限目標の達成度を重視し過ぎないようにしています。
なぜかというと、当社のようなベンチャー企業は、日々の変化にスピード感を持って対応できなければなりません。その中では、何をいつまでに完成させないといけないのかというのは、個人の責任ではなく、組織の責任になってくると考えています。
その部分はマネジメント側の責任なので、個人としては特に質の部分にこだわって仕事をしてほしいという思いがあります。

Q. 評価を伝える上で意識していることはありますか?

前提にあるのは、いいなと思ったことはいくらでも褒めるという考えです。
人によっては褒めすぎはよくないという人もいますが、私はそうは思っていません。雨のようにバシャバシャと褒めていいと考えています。

ただ、絶対に嘘はつかないようにしています。思っていないようなことで褒めると、その嘘はすぐに相手にも伝わって、信頼関係が崩れてしまうからです。

また、評価としては時には厳しいフィードバックをするときもあります。
その時は、必ず期待を伝えるということを意識しています。今後こういったことを期待していますや、こういう活躍をしてほしいなどです。
あなたには期待していませんと言われるのが一番きついと思います。実際はそんな事はなく、本心から皆に期待しています。なので、厳しいフィードバックの時には、特に期待を伝えるようにしています。

Q. 評価制度について、今後はどのような改善を行っていく予定ですか?

今後は評価基準の言語化をさらに進めていきたいと思っています。

評価基準はあえてシンプルにしましたが、そうは言っても3段階でどうすれば一番上の評価になるのかというのは定性的な部分もあり、まだ言語化が十分にできていません。
今は、面談で相談・議論はできるようになってきている反面、まだまだ具体的ではないところもあるので、そこをもう少し言語化していきたいと思っています。言語化を進めることで、より適切な評価や、人材の育成が実現できると考えています。

今回は開発部の評価制度について紹介しました。
もし当社エンジニア職にご興味を持ってくださった方がいたら、カジュアル面談や面接でお話してみませんか?

社員一同、お待ちしております!

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