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インタビュー

2022.08.26

社内のすべてのデザインを担う、デザイナーチームの仕事とは?

今回は、UI/UXデザイン・LP制作・印刷物・アプリのデザインなど幅広く制作を行う、当社の「デザイナー職」について紹介します!

入社12年目、デザイナーチームのリーダーを務めるFさんと、入社2年目、WEBデザイナーのHさんに、当社のデザイナー職の魅力や大変なことについて伺いました。当社のデザイナー職は、いったいどんな仕事なのでしょうか?


ファーストロジックは、国内最大の不動産投資ポータルサイト「楽待」を運営する上場企業です。「公正な不動産投資市場を創造する」という理念のもと、全国の不動産投資家、すなわち「大家さん」の役に立つサービスを展開しています。 物件と大家さんのマッチングサービスの提供や、投資について学べるwebメディア・YouTubeチャンネルの運営など、業務内容はさまざまです。


Y.F/開発部 デザイナーチームのリーダー
大学時代は油絵の制作に没頭。卒業後にWEBデザイナーを志し、スクールに通う。その後、大手ITサービスなどさまざまな現場で経験を積み、ファーストロジックに2009年中途入社。現在は、当社が提供するサービスのデザインすべてを担当する。

H.H/開発部 WEBデザイナー
新卒で不動産会社に入社。人事職として、採用サイトに載せるデザイン制作に関わったことをきっかけにWEBデザイナーを志す。スクールで勉強後、2021年にデザイナーとしてファーストロジックに入社。現在はサイトやアプリのデザインを幅広く担当。趣味は旅行とアニメ鑑賞。

デザイナー職の仕事内容は?

―お二人は普段、どのような業務を行っているのですか?

F:一言で言うと、当社で必要なデザイン業務すべてです。当社が運営する不動産投資サイト「楽待」やそのアプリ、当社のコーポレートサイト、採用サイトなどのデザインが中心です。それに加えて、数カ月~1年に1回程度、営業資料などの印刷物やノベルティのデザインを担当することもあります。

私は今はメンバーの仕事を割り振ったり、わからないところの相談を受けたり、他部署との連携などを中心に行っています。

H:私は主に、楽待サイトのデザイン制作や修正を行っています。今だと特に、不動産投資家が内装会社や管理会社などを探せる「大家さんの味方」というページを担当しています。もう何年もリニューアルされておらず、古いデザインのままなので、改修を進めているところです。

Hさんが改修を進める「大家さんの味方」の中の1ページ

―デザイン制作はどのような流れで進めるのですか?

F:他部署からの依頼を受けて制作するケースが一番多いので、まず依頼者の方と、どういうものを作るかすり合わせを行います。

「こういうものを作ってください」という具体的な指示がある場合と、ない場合があるので、指示が曖昧なときはいくつか案を提案するようにしています。一方、具体的な指示がある場合でも、その通りに作るとデザインや機能の面で問題が起こりそう、ということもあるので、そのときは依頼者に「こういうデザインの方がいいのではないか?」と提案もします。

デザインのイメージができたら、担当を割り振ります。私以外のデザイナーが担当する場合は、要件を伝えます。そのときも、イメージが明確になるよう詳しく情報を伝えて、どうすればいいかわからないところは相談してもらうようにしています。

そしてデザインを制作してもらい、フィードバックをして修正。その後依頼者にデザインを確認してもらい、修正等のやりとりをして、完成したデザインをお渡しします。

Fさんがデザインした「路線価マップ」の画面。地図上の場所をタップするとその地点の路線価がわかり、土地と建物の価値を表す「積算価格」を一瞬で計算してくれます

―当社のデザイナー職ならではの魅力はありますか?

F:さまざまな仕事ができることだと思います。例えば制作会社に入ると、デザイナーはひたすらデザインだけ、コーダーはひたすらコーディングだけというように、一つの仕事を行うことが多いです。狭い専門領域で能力を上げることができる一方、最終的に自分が作ったものがどうなったのかわからない、という部分がどうしてもあると思います。

当社の場合は、企画からデザイン制作、コーディングまで一貫して行います。一人でなんでもやる分、自分の作ったデザインが最終的にどんな形でリリースされたのか見届けることができます。

H:制作からコーディングまで一貫して担当できることは、デザインを制作するときにもプラスになると思います。なぜそのデザインが必要なのか、背景や目的を知っておくことで、より良いものを作れるからです。

例えば最近は、不動産投資家が楽待で物件を探すときに、特定の不動産会社を非表示にする「ブロック機能」を作りました。「登録する物件が自分のニーズに合致しない」、「物件のエリアが微妙に違う」といった不動産会社がある場合、「ブロック機能」を使用することでそうした不動産会社の物件が表示されなくなり、投資家が本当に購入したい物件が探しやすくなります。

このボタンをデザインするときは、存在はわかるけれど、目立ちすぎないようにすることを意識しました。楽待に物件を掲載する不動産会社にとっては、積極的に押してほしいボタンではないからです。

F:目的によって求められるデザインも異なるため、事前に目的を知れるのは良いことですね。

加えて当社の場合、サイトやアプリを利用したユーザーからのフィードバックを確認することができます。良かった点や改善点などさまざまですが、自分の業務に対して目に見える形で結果が返ってくるのは良いなと思います。

―大変なことはありますか?

H:未経験で入社したため、自分の技術スキルがなくて困ることがあります。本当はこうしたいのに思うようにソフトが動かないなど、自分の力不足で行き詰まる経験はこれまでなかなかありませんでした。そういった壁に当たったときは毎回大変だなと思います。

あと、それほど多くはないのですが、他部署から依頼されたデザインを制作しているとき、納期の直前になって依頼内容が変わることがあります。そういうときは焦ってしまいますね。

デザインは依頼内容に合わせて制作しますが、実際に完成したものを見ていただいたときに、依頼者の方のイメージと違うこともあります。別のパターンを1から作り直すことになると、納期に間に合うか不安になります。

―どのように対応するんですか

H:一旦Fさんに相談してから、依頼していただいた方のところに相談に行きます。今までの方向性でデザインを完成させて納期に間に合わせるか、納期を伸ばしてもらうか相談し、折り合いをつけられるようにしています。そのため、納期に合わせるために無理な残業をするということはないです。

Hさんが制作したバナー。クリックすると、楽待の「CFシミュレーション機能」の使い方を伝える動画に遷移します

チーム内の雰囲気は?

―当社のデザイナーチームはどんなチームですか?

F:コミュニケーションがとりやすいチームだと思います。デザインの相談や差し込み業務の対応など、こまめに報告、相談ができていると思います。オフィスにいるときはもちろんですが、在宅で仕事をしているときも、遠隔で話せるアプリを使って連絡を取り合っています。

どちらかと言うと、一人で黙々と細かい仕事をやりたい人よりは、密にコミュニケーションとってやりたい人のほうが向いていると思いますね。

H:困ったときに気軽に相談できることは、ありがたいなと思います。Fさんは普段から「困ったことがあれば相談してください」と言ってくださるので、お声がけしやすいです。

デザイナーチームにはもう一人、私と年次の近いSさん(2021年・中途入社)という方がいるのですが、細かい相談はSさんにすることが多いです。二人とも人見知りなので、最初の頃はあまり話せなかったんですが、隣の席で仕事をするうちに距離が近くなって、今ではお昼休みに一緒にカフェに行くこともあります。Fさんが私とSさんをランチに誘ってくれることもあります。

6月28日にリリースされた楽待の有料サービス「楽待プレミアム」のLP。Sさんが制作を担当しました

どんなスキルが必要?

―お二人はデザインをどのように学びましたか?

F:この仕事を始める前はスクールに通っていました。ただ10年以上前だったので、技術があまり進歩しておらず、HTMLくらいしか覚えることがなかったですね。

それよりも、継続的な勉強のほうが大切だったと思います。この業界は技術の進歩がすごく早いので、日々正しい技術を勉強して取り入れていく必要があります。

デザイナーチームが勉強に使っている本。このほかにも多くの本を読み、情報をアップデートしている。

―Hさんはどうですか?

H:私も入社前にスクールでデザインの基礎を学びました。入社してからは、1カ月間の研修でデザインソフトやコーディングについて学びました。

研修では、楽待のページと全く同じものを作りました。まず、元々のページにどんな要素があるかを洗い出し、XDというソフトでデザインを作ります。それを、ページと同じように動くようにコーディングしていきました。研修後は、楽待サイトの細かいデザイン修正を通じて、さらに実践を積んでいきました。

Hさんが研修で、楽待ページのデザインを複製したときの編集画面。

―コーディングには苦戦しませんでしたか?

H:しました(笑)。もともとすごく苦手で、最初はちんぷんかんぷんでした。でもやっていくうちに、コーディングによって自分が作ったデザインが形成されていくのが楽しくて、面白いと思うようになりました。でもまだまだ勉強中です。

―当社のデザイナー職だからこそ身につくスキルはありますか?

H:これまでお話ししたように、当社のデザイナー職はデザインからコーディングまですべて担当するため、幅広いスキルが身につきます。あとは、他部署との連携もかなり多いので、数人で一緒に仕事を進めていくスキルが身につくと思います。

F:そうですね。デザイン制作の際には、まず依頼者とすり合わせを行う必要があります。きちんとすり合わせをしないと、依頼者の意図と違うものを作ってしまったり、何度も修正が起きたりして時間がかかってしまうからです。依頼する側もされる側も、最終的にどんなデザインが出来上がるのかイメージできている状態が理想です。

そうしたすり合わせのために、論理的に話す等のビジネススキルも身につける必要があります。当社では、全員が論理的に話せるよう、朝礼のスピーチ等で継続的にトレーニングを行っています。

―当社のデザイナー職に必要な知識や能力はありますか?

F:デザインの知識も必要ですし、HTMLやCSSの知識も必要になります。ただ、入社当時にそうした知識がなくても、徐々に身に着けていってもらえればと思います。

性格面で言うと、素直な人が向いていると思います。自分の中のこだわりよりも、周りの意見を尊重し、依頼に合ったデザインが作れるよう試行錯誤することが大切です。

―デザイナー職を志望される皆さんにメッセージはありますか?

F:当社には、デザイン業務に集中できる環境があります。

デザイナーを目指されている方はご存知だと思いますが、クリエイティブ系の業界は労働環境が悪いことも多いです。徹夜が当たり前、無茶なクライアントの対応に追われる、お給料が良くないなど、続けていくのが難しくなってしまう場合もよくあります。

当社の場合は、残業時間に制限があるほか、社内で相談をしながら無理なく業務を進めていくことができます。そのため、安心してデザイン業務に取り組みたい方は、ぜひ応募していただければと思います!

今回は、デザイナー職のFさん、Hさんにインタビューをしました。デザイナー職の仕事に少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひご応募ください! 社員一同、お待ちしております。

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