今回は、開発部でエンジニアとして幅広い業務を担当している新卒2年目のKさんにインタビューしました。バックエンド・フロントエンド・インフラ・品質保証と、多岐にわたる業務を経験し、入社1年目で社長賞も受賞!
日々成長を実感しているKさんのリアルな声をお届けします。

—現在の業務を教えてください
現在は、大きく分けて3つの業務を担当しています。
1つ目は、品質保証の責任者として、リグレッションテストの指揮や品質保証会議の開催、スマホアプリのリリ-ス業務などを行っています。
2つ目は、楽待アプリにおける「賃貸経営デ-タ」に関連する開発です。これは、エリアごとの空室率や人口予測などの統計情報をグラフで表示するもので、主にフロントエンドを担当しました。
3つ目は、他部署からの調査依頼対応やセキュリティツ-ルの更新作業など、幅広い業務を担当しています。

—どんな開発依頼が来るのですか?
当社のエンジニアは、すべて自社サ-ビスである不動産投資プラットフォ-ム「楽待」の開発を行っています。そのため、開発依頼は基本的に社員から届きます。
たとえばマ-ケティング部からは、会員数を増やすための新機能や、施策に使うデ-タ分析の依頼が多く、営業部からは業務効率化を目的とした社内向けツ-ルの改修要望がよくあります。
こうした依頼には、要件定義からリリ-スまで一貫して対応しています。
—印象に残っている仕事を教えてください
最も印象に残っているのは、メ-ルの送信経路を外部サ-ビスへ切り替える開発です。
会員数の増加に伴い、メルマガ配信に想定以上の時間がかかるという課題があり、その改善がプロジェクトの目的でした。しかし、配信するメ-ルには広告も含まれており、万が一ミスが起こればお取引先の信頼関係に影響する可能性があるため、非常に高いプレッシャ-がかかる業務でした。
約3カ月にわたり、開発とテストを重ね、無事にリリ-スできた時は大きな達成感がありました。
結果として、メ-ルの送信速度は大幅に向上し、業務の効率化にも貢献できました。この成果が評価され、社長賞もいただくことができ、自分の仕事が会社やサ-ビスに直結していると強く実感した案件です。
—現在の業務で大変なことはなんですか?
複数の新しい分野の知識を同時にキャッチアップすることです。
今年4月からは、初めてフロントエンド開発を担当するようになり、同時に品質保証の責任者にも任命されました。全く異なる分野を並行して学びながら、実務で成果を出す必要があったため、特に最初の頃は大変でした。
また、当社ではAIツ-ルを業務で積極的に取り入れており、タスクに応じて最適なツ-ルを選び、効果的に使い分ける判断力も求められます。そのため、常に情報をアップデ-トしながら業務にあたるよう意識しています。
—どんな業務でAIを使っているのですか?
AIは業務全体を通じて活用しています。
たとえば、文章の校正や一次調査、アイデア出しにはChatGPTやClaudeを使用し、コ-ドの解説や軽微な修正、影響範囲の調査にはCursorやClaude Codeを使用しています。「自分の力だけで頑張る」ことに固執せず、効率化できる部分には積極的にツ-ルを取り入れるスタンスです。
また業務とは少し離れますが、プライベ-トでも会社のアカウントでChatGPTを自由に使っていいと許可されています。普段からAIツ-ルに慣れてもらうために、業務外での利用も推奨されており、しかも利用にかかる費用はすべて会社が負担してくれています。
有料版のGPT o3やGPT o3-proをプライバシ-保護のもとで安心して使えるのは本当にありがたいです。
—楽待への入社の決め手を教えてください
選考を通じて「この会社の人たちと働きたい」と思えたことが一番の決め手です。
また、100%自社開発でフロントエンドからバックエンド、インフラまで幅広く経験できる点や、若いうちから裁量を持って仕事ができる環境に魅力を感じました。財務的にも安定していて、長く安心して働けるイメ-ジが持てたことも大きかったです。

—入社して驚いたことはありますか?
意外だったのは開発部の人たちが想像以上にフレンドリ-だったことです。入社前はプライベ-トと仕事をきっちり分けている方が多い印象でしたが、実際には柔らかい雰囲気の方ばかりで安心しました。
—楽待の魅力はどこにあると思いますか?
変化への柔軟な対応は、当社の大きな魅力だと感じています。
たとえばAIツ-ルの導入では、全社員が使えるよう迅速に対応してくれます。話題になったツ-ルがその日のうちに導入されたり、検証が必要なものでも1週間以内に試せる環境が整っていたこともありました。
また、意欲や日々の取り組みをしっかり見てもらえる風土があるのも魅力です。
私が上長との1on1で、AWSを個人的に勉強していることを共有したところ、「それなら実際にやってみる?」と声をかけていただき、AWS関連のログ解析やサ-ビス開発の業務を担当できることになりました。
日々の業務や勉強を続けていると、チャンスをもらえる環境だと感じています。
—現在の業務のやりがいをおしえてください
フロントエンドの開発では、自分の作ったものが画面上にすぐ反映されるので、「自分の開発が目に見える」ことが大きなやりがいです。
リリ-スした機能に対して、ユ-ザ-や社内から反響をもらえることも嬉しいですね。
品質保証の業務でも、業務フロ-の改善や効率化を自分主導で実行できる点に面白さを感じています。
—自ら企画した開発もあるんですか?
はい。最近では、物件連動に関する業務を効率化するためのアイデアを開発部長に提案しました。これは、定型的に行われている業務に対して「もっと自動化できるのでは?」と感じたのがきっかけです。まだ実装には至っていませんが、気付いたことを企画して提案してみる経験ができたことは、自分にとって大きな収穫でした。
—今後チャレンジしていきたいことを教えてください
まずは、ゼロから新しいサ-ビスや機能を自分主導で作り上げる経験をしてみたいです。その上で、技術力をさらに磨き、将来的にはマネジメントにも挑戦したいと考えています。