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インタビュー

2022.08.30

「離職前提の大量採用は絶対しない」、人事チームの仕事とは?

採用活動を通して、応募者のみなさんと関わることが多い「人事チーム」。会社説明会などでは、当社に関わるさまざまなことを日々ご紹介しています。ですが、「人事チームの仕事」についてお話しする機会はなかなかありませんでした。

今回は、そんな人事チームの仕事について詳しくお伝えします。人事チームリーダーのKさんにインタビューし、仕事のやりがいや当社の人事職の特徴など、さまざまな疑問に答えてもらいました!

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ファーストロジックは、国内最大の不動産投資ポータルサイト「楽待」を運営する上場企業です。「公正な不動産投資市場を創造する」という理念のもと、全国の不動産投資家、すなわち「大家さん」の役に立つサービスを展開しています。 物件と大家さんのマッチングサービスの提供や、投資について学べるwebメディア・YouTubeチャンネルの運営など、業務内容はさまざまです。


Y.K/管理部 人事チームのリーダー(2015年新卒入社)
エンジニアとして入社し、複数の職種を経て現在は人事チームのリーダーを務める。休みの日のルーティーンは犬の散歩→筋トレ→サウナ→料理の作り置き。

人事チームの仕事内容は?

―人事チームの仕事はどのようなものですか

ざっくり言うと、会社の中の「人に関する仕事」を担っています。

たとえば、会社説明会や面接といった採用活動。まだ当社に入社していない方に対して当社の魅力を伝えたり、応募いただいた方が当社に合いそうかどうか見極めたりします。また、社員が長く・気持ちよく働ける環境づくりも人事チームの仕事です。評価制度を整え、状況に合わせて福利厚生を見直しています。

■人事チームの業務例

<採用>
・求人掲載媒体、スカウト媒体の利用
・採用イベントへの参加
・説明会の実施
・書類選考・面接・内定出し
・候補者との日程調整、フォロー など

<社員評価、教育>
・社員の評価
・評価制度の見直し
・研修制度の策定、実施 など

―現在はどんな体制で業務を行っていますか

メンバーは全部で4人です。私のほかには、主に採用を担当する社員が2人と、その他の事務作業を担当する社員が1人います。私も主に採用関連の仕事をすることが多いですかね。採用に関する仕事が7割、働き方に関する仕事が3割くらいだと思います。

―時期によって忙しさに波があると聞きますが

そうですね。当社の採用活動は新卒採用がメインなので、リクナビがオープンする3月1日から忙しくなります。3月〜4月がやはり一番ばたついていて、面接などの対応で残業時間が月60時間くらいになってしまうこともありました。

5月〜6月にかけては落ち着いて、サマーインターンシップのある7〜10月にまた忙しくなります。インターンシップが終わった10〜2月は余裕が生まれるので、この期間を使って翌年の採用戦略をじっくり練っています。

やりがいや大変なことは?

―やりがいを感じるのはどんなときですか

自分が見つけた人が入社して、活躍してくれるとうれしいです。

私が初めて面接して入社につながった方が、こちらの動画に出演している開発部のIさんなんです。社内表彰を受けている様子をご紹介した通り、いつも大活躍です。エンジニアとして、開発部になくてはならない存在に成長してくれました!

―逆に、大変なことはなんですか

不合格を伝えなければならないことです。採用活動を行っていると、合格よりも不合格を伝える回数のほうが多くなってしまいます。たとえば当社ですと、合格になる割合は1000エントリーのうち1人程度です。個人的に「素敵だな」と感じた人に対しても選考の過程で不合格を伝えなければならない瞬間があり、心苦しいです。

人事面接は基本オンライン。相手に「ちゃんと聞こえている」と伝えるために、対面で行うとき以上にリアクションを取って、安心してもらえるよう意識しているそうです!

―最近人事チームで特に力を入れた業務はなんですか

現在募集中のサマーインターンシップです。最近は実施していなかったのですが、近年の就活早期化の流れを受けて始めることにしました。

実は5年ほど前の夏にもインターンシップを実施していたのですが、そのときはなかなかうまくいかずに失敗してしまって。再開にあたって、どういう風に学生さんに紹介して、どういう面接で選考して…といった戦略をゼロから考え直しました。

―戦略を立てる中で、新しい知識を勉強することはありますか

もちろんあります。他の会社がどのような採用活動をしているか、どの時期にどれくらいの人が就職活動をしているかなど、人事関連の情報を日々収集します。外部のセミナーに行くこともありますし、インターネットなども活用します。
また、当社には図書購入支援制度があるので、本で学ぶ人は多いです。たとえば以前、「コンピテンシー面接」という面接手法が人事界隈で流行ったことがありまして。採用に生かせないか? と本を買って勉強しました。

「これを勉強してね」と指示することもありますが、チームメンバーを見ていると、自分が必要だと感じたことを自主的に勉強していることのほうが多いですね。

目標より「目的」思考で

―当社の人事チームのいいところはなんですか

「目的思考」で動けるところです。

採用の仕事には通常、「この期間に何人採用する」という数字の目標があります。達成できると評価されますし、達成できないとお給料が下がる…なんてことも。こうした環境だと、採用担当者が自身のいっときの評価のために、本当は会社に合っていない人を無理に採用してしまうということも起こりうるのです。これは、会社にとっても、入社してくれる社員にとっても良いことではありません。

当社にも数字目標はありますが、「当社に合う人に長く働いてもらう」という「目的」を優先しようという考え方のほうが強いです。社長みずから「本当に会社に合う人がいないなら、採用しなくてもいい」とおっしゃってくれていますし、数字が達成できないだけで評価を下げることもありません。

―逆に、課題だと感じているところは

2つあって、1つは当社の認知度の低さです。たとえばBtoCの企業であれば就活生の中の知名度も高いですが、当社はそうではありません。選考に応募してもらうためにも、もっと多くの人に当社のことを知ってもらえるようにしなくてはと思っています。

もう1つは、選考の通過率の低さです。現在の採用倍率は、1000エントリー中1人とかなり厳しめです。当社に本当に合う人を探した結果この倍率になった、ということならいいですが、そうではないかもしれません。本当はもっと当社とマッチする方がいたのに、私たちが取りこぼしたため不合格になっている可能性がないとも言い切れません。

面接で見極める基準を継続的に確認する、最後まで選考に参加してもらうために当社の魅力をしっかり伝えるなど、改善に向けて取り組みたいです。

―採用採用活動において大切にしていることは

対等な関係を意識することです。

とくに採用活動では、企業が上・応募者が下と立場を勘違いしてしまう企業もあります。応募者に対してぞんざいな態度を取ったり、選考に参加してもらって当たり前だと考えたりしてしまうのです。

でも、そうではないですよね。企業と応募者は対等な関係で、どちらもお互いを選ぶ立場にあります。この点を意識して、たとえば説明会や面接に時間を使って参加してくれた応募者には、きちんと感謝を伝えるようにしています。

毎朝チームで行っている朝礼の様子。その日の業務や採用活動について、さくっと情報を共有します。

―当社の人事チームに向いているのはどんな人ですか

目標に囚われすぎない人です。目標は大切ですが、当社の人事チームはその先の「当社に合う人に長く働いてもらう」という目的のほうを大切にしたいチームです。大局的な視野で、それが最善なのであれば勇気を持って「採用しない」選択ができる人が向いていると思います。

あとは、感覚的な内容になりますが、「接しやすい方」は素敵だなと思います。入社いただいたら隣で一緒に働くことになりますし、チームワーク発揮のためにもそうした方はありがたいです。

「本質的な採用」に取り組める環境

―当社の人事チームとして働くために必要なスキルはありますか

「当社の魅力を伝えられる力」と「当社に合う人を見極める力」だと思っています。

「当社の魅力を伝えられる力」を発揮するためには、「社会人としてやりがいを持って働いた経験」と、「それを人に伝えるスキル」があるといいと考えています。採用活動では、当社の仕事の魅力を伝えてもらいたいと思っています。ですが、やりがいを持って働いた経験がないと、当社の仕事のやりがいも伝えづらいですよね。

当社に合う人の見極め方は入社後に学ぶことだと考えていますので、そこに関する経験はなくても大丈夫です。

―人事職に応募したいと考えている人に伝えたいことはありますか

「本質的な採用がしたい人」には、当社の人事職はぴったりだと思います! お伝えしたように、当社の採用活動は目的重視です。何人か辞める前提で大量採用する企業もあると聞きますが、当社は絶対にそれをしない会社です。

「やめて当たり前の採用」に嫌気が差している人こそ、応募していただきたいなと考えています!

今回は、人事チームリーダーのKさんにインタビューをしました。人事の仕事に少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひご応募ください! 社員一同、お待ちしております。

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