半日かかっていたコーディング作業が1時間で終わる。営業の新規アプローチが自動で進む。取材した音声から自動で記事が作成される。これは特定部署の話ではありません。当社の全社員82名のうち約99%が「ほぼ毎日」AIを業務に使うようになった結果、いま当社で起きている変化です。
当社では現在、すべての社員にClaude、ChatGPT、Geminiの有料版を支給しています。さらに、ツールを配布するだけで終わらせないために、AIの勉強会や社内コンクールの開催、AI推進室を設けて相談窓口を作るなど、AIを使いこなせるところまで支える仕組みを整えています。本ブログでは、当社のAI活用の取り組みをご紹介します。
2023年からAIツールを全社員に導入し、週5日以上の利用率は9割に
2026年4月、全社員82名を対象にAI活用に関するアンケートを実施しました。その結果、約99%の社員が「ほぼ毎日(週5日以上)」AIツールを業務に使っていることが分かりました。利用が最も多かったのはClaudeで、ChatGPT、Geminiが続きます。「コードを書くならClaude」「リサーチならChatGPT」というように、ツールごとの得意な領域を踏まえた使い分けが個々の社員に根付いています。

非常に高い利用率になっているのは、当社が以前からAI活用を社内で推し進めてきたためです。2023年5月に社内で「AI活用プロジェクト」を立ち上げ、全社員からAI活用のアイディアを121個集め、順次実現してきました。当時は今ほど様々なツールがなかったため、社内向けのAIを開発し、要望が多かった音声や動画の文字起こしができるツールなどを開発・提供していました(取り組みの様子は2023年5月公開の採用ブログでご紹介しています)。
現在はAI自体の進化に合わせて社内向けAIツールは役目を終え、Claude・ChatGPT・Geminiなどを業務に応じて使い分ける形に切り替わっています。今回のアンケート結果は、3年間の積み上げが今の数字につながったものといえます。

半日かかっていた作業が1時間に削減、各部署で起きている変化
当社にはエンジニア、デザイナー、映像クリエイター、記者、営業、人事、広報、経理、企画と、さまざまな職種の社員が働いていますが、そのすべての職種で業務に大きな変化が起きています。
開発部門では、半日かかっていたコーディング作業が1時間で完了するなど、開発速度が飛躍的に向上しました。また、AIによるコード生成のハードルが下がったことで、非エンジニア職の社員も自分の業務を効率化するアプリを自作しています。自作したアプリは開発部門のレビューののち、社員に配布することで、全体の業務効率化に繋がっています。
営業部では、新規顧客へのアプローチをAIで自動化し、同じ時間で従来の2倍の企業にアプローチできる体制を構築。記事を執筆するマーケティング部では、AIを使ったグラフ・図表作成で外注コストを大きく削減。また、取材音声の文字起こしから初稿作成までの工程を自動化することで、企画から記事公開までのスピードも上がっています。
最近では、AIを活用してサメ映画を作り、SNSを中心に大きな話題となりました。従来の業務の効率化だけでなく、AIを活用した新たなチャレンジもできています。
8割超が「仕事の満足度が向上」。全社員が「もっと使いたい」
このような業務効率化が実現できたことで、約83%の社員が「仕事の満足度が向上した」と回答しました。AIで時間が空いた分、より考えるべき仕事に時間と集中力を投じられるようになり、社員自身の手応えや仕事の質にも変化が出ています。
そして、今後のAI活用について、全社員が「増やしたい」と回答しました。AI導入が思うように進まない企業もあるなかで、当社はすでに導入フェーズを終え、「いかに活用し、業務と事業をどう変えていくか」というフェーズに入っています。
新卒全員に丸1日のAI研修を実施。未経験者もサポートする環境を整備
ここまで読んで、「自分はAI活用についていけるだろうか?」と不安に感じた方もいるかもしれません。当社では、新卒・中途を問わず、AIを使いこなせるようになるまでの仕組みを整えています。

新入社員研修では、AI推進室室長を兼ねる取締役が講師となり、丸1日かけてAIの基礎から実務での使い方までを学ぶプログラムを実施しました。また、AI活用のノウハウや困りごとを共有できる社内SNSでは日々活発に投稿があり、社員がお互いに学び合う場ができています。このように、全員のAI活用レベルを底上げする仕組みが整っています。
新しい技術に対して積極的な環境で働いてみたい方からのエントリーをお待ちしています!